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ジュエリードクター Vol. 20 
2018年02月13日
こんにちは、マネージャーの熊野です。
今日はアクアマリンのお話です。

アクアマリン(Aquamarine)は、青色のベリル(緑柱石)の事をさします。名前はラテン語の「海水」を意味する語から来ているといわれています。緑柱石のうち透明でスカイブルーの色調のものの宝石名をこう呼び、和名は藍玉もしくは水宝玉と呼ばれています。エメラルドより低価格で市販品の多くは緑色から黄褐色の緑柱石を熱処理したものが多く流通しています。サンゴ、ブラッドストーンとともに3月の誕生石であり、主要原産地はマダガスカル、ブラジル、シベリア等で産出します。石言葉は「勇敢・沈着・聡明」といわれ、字義どおりには「海の水」を意味しています。
化学組成はベリル(Beryl)の主成分であるアルミニウム珪酸塩と、色の成分であるベリリウムでできています。結晶系は六方晶系で、モース硬度は7と1/2。緑のエメラルドや黄のヘリオドールを熱処理(トリートメント)によってアクアマリンの色に変化させる事が可能です。
アクアマリンはその名の通り海の色をした宝石ですが、海に投げ入れると瞬時に溶け込んでしまうと言われるほどで、その事から古いヨーロッパの船乗り達は、この石を海の力の宿ったお守りとして大切に持っていました。ブラジルのサンタマリア鉱山で採掘される深いマリンブルーの石が最高品質とされていますが、現在は枯渇状態で殆ど産出されていません。しかし最近では他の鉱山でもこれと同様の品質の石が採掘されており、現在ではこの深いマリンブルーの物を一般的に「サンタマリア」若しくは「サンタマリア・アフリカーナ」と呼んでいます。それ以外にも産地としてはスリランカ、マダガスカル、ロシア、パキスタン、アフガニスタン、インドなどが知られています。
特殊効果として有名なものはシャトヤンシーの出るアクアマリンキャッツアイがありますが、なかなか宝石質の物が少なく非常に稀少で市場ではあまり見かけません。それ故ほぼコレクターズアイテムとなっています。

タグ: アクアマリン  ベリル  モース硬度  シャトヤンシー