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戌年と犬将軍
2018年01月16日
あけましておめでとうございます。
CAD原型担当の山本です。
今年は戌年ですね。動物の中ではイヌが一番好きです。

さて、戌年の「戌」という漢字ですが、これは枝葉が落ちる状態を表し、
中の「一」が陽気を表しているので、

"成長のために、日当たりや風通しを悪くする茂りすぎた枝葉を切り払う"

という意味があるそうです。

前回の戌年は2006年。トリノオリンピックが開催された年です。
2006年は私が上京した年でもあるので、よく覚えています。
あれからもう一回りしたのかぁ~。


みなさんは犬と聞くと何を連想しますか?
最近アフラックのCMでも取り上げられている犬将軍、徳川綱吉について少しお話します。

第五代将軍綱吉は、戌年生まれで「生類憐みの令」を施行したことで有名です。
「生類憐みの令」はとんでもない法律だと小学校で教わった記憶があります。

しかし原文を見てみるとそんなことはないんですね。

覚え

一、捨て子これ有り候はば、早速届けるに及ばず、その所の者いたはり置き、
  直(じき)に養ひ候(そうろう)か、または望みの者これ有り候はば、遣はすべく候。
  急度(きっと)付け届けるに及ばず候事。

一、鳥類・畜類、人の疵(きず)付け候やう成るは、唯今(ただいま)までの通り相届けるべく候。
  その外友くひ、またはおのれと痛め煩ひ候ばかりにては届けるに及ばず候。随分養育致し、
  主(あるじ)これ有り候はば、返し申すべき事。

一、主無き犬、頃日(けいじつ)は食物給(たべ)させ申さず候やうに相聞こえ候。
  畢竟(ひっきょう)食物給させ候えば、その人の犬のやうに罷(まか)り成り、
  以後まで六ケ敷(むつかしき)事と存じ、いたはり申さずと相聞こえ、不届きに候。
  向後左様これ無きやう相心得るべき事。

一、飼ひ置き候犬死に候えば、支配方え届け候よう相聞こえ候。
  別条無きに於ては、向後ケ様(かよう)の届け無用の事。

一、犬ばかりに限らず、惣じて生類、人々慈悲の心を本といたし、あはれみ候儀肝要の事。

 以上

(現代語訳)

覚え

一、捨て子があればすぐさま届け出ようとせず、その場所の者がいたわり、自ら養うか、
  または望む者がいればその養子とせよ。よいか、届け出なくてかまわない。

一、鳥類・畜類で、人が傷つけたと思われるものは今までのように届け出よ。
  共食いやみずから傷つけたと思われるものは届け出なくてよい。
  それらを養育し、持ち主があればかえすようにせよ。

一、飼い主がいない犬に日ごろ食べ物をあたえないようにしているという。
  それは要するに食べ物をあたえれば、その人の飼い犬のようになって面倒なことが起こると考え、
  いたわらないでいるらしいが、けしからん。これからはそのようなことがないように心得よ。

一、飼い犬が死ぬと、飼い主は上司へ届け出ているという。
  その死に異常がなければ、これからはそのような届け出は無用である。

一、犬ばかりにかぎらず、人々はすべて生類へ慈悲の心からでるあわれみをほどこすことが肝要なのである。

 以上


という内容です。簡単に言えば「命を大切にしなさい」という感じでしょうか。
人を殺すことが当たり前だった戦国時代から、戦が無くなった江戸時代になり、
幕府が「人を殺すことは良くないことだ」という意識付けをはじめたようです。

犬を傷つけたら厳罰。犬のために道を開けなければいけない。
というのは実際は無かったということです。

その後すぐ「生類憐みの令」は廃止されましたが、本筋の「捨て子保護」は残ったようです。
この頃の意識の大変革が今の日本に繋がっていると考えると有り難いことだな~と思います。


それではみなさん良い戌年をお過ごしください!












タグ: 戌年  豆知識  江戸  オリンピック